2009年11月18日

秋を彩る熟成古酒2009に参加してきました!

2007年4月に放送された、FM世田谷「農といえるニッポン!」では話題の長期熟成酒について取り上げました。下記の記事も合わせてごらんください。

☆1回目 「話題の長期熟成酒(古酒)について」
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/39478243.html
☆2回目 「海外で大人気の長期熟成酒(古酒)」
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/40224241.html

長期熟成酒研究会では勉強会やイベントを開催されています。ご出演のあと何度かご案内をいただいていました。今回、久しぶりにイベントに参加してまりました。

長期熟成酒研究会イベント 秋を彩る熟成古酒2009
=東京オリンピック(1964)時代の熟成古酒を飲む!=

091111-22.jpgイベント会場は、東京竹橋にあるKKRホテルで開催されました。受付で写真のシールが配られました。会場内に入るとシールを上着のどこかに貼り付けておきます。

このシールは、平成12年に長期熟成酒研究会のロゴマークとして制定されたそうです。ロゴマークは、「酒(壷)」を表す古い象形文字が、熟成を表す「熟」の文字を包み込むデザインとなっています。

詳しくは長期熟成酒研究会のホームページをご覧ください。
http://www.vintagesake.gr.jp/mark.htm

091111-11.jpg091111-12.jpg091111-13.jpg091111-15.jpg091111-16.jpg今回、長期熟成酒研究会のご協力によりイベントが始まる前に、長期熟成酒研究会 本郷顧問、そしてイベント会場に出品された蔵元の方にインタビューに協力していただきました。

インタビューにご協力いただいた蔵元さんは以下の通りです。
達磨正宗 (資)白木恒助商店、百々登勢 兜沍屋、東力士 鞄崎酒造、初孫 東北銘醸梶A龍力 竃{田商店さんです。みなさま、イベント前のお忙しいところご協力ありがとうございました。

091111-10.jpg写真が東京オリンピック(1964)時代の熟成古酒です。熊本県 千代の園酒造のお酒です。これ、利き酒するのに別途料金が必要でした。

顧問のお話によると、これだけ古いお酒は本当に貴重だそうです。この試飲を目当てに来られた方は、珍しからと会場にいた多くの方が試飲されていました。

この日、いつもラジオ番組でお世話になっている東京農業大学短期大学部 醸造学科 舘先生が乾杯の挨拶をされました。舘先生がお酒の利き酒をされていたので少し試飲させていただきました。こんなに古いお酒を飲んだのは初めて。ちょっとドキドキしますね。

091111-9.jpg写真の右が東京オリンピック(1964)時代の熟成古酒。左が百々登勢 兜沍屋さんの30年熟成酒です。2つとも琥珀色になっていますが、右はかなり濃い色なのがよくわかります。私は、百々登勢30年熟成酒がおいしいなーと思いました。

2007年4月番組にご出演いただいた際、本郷顧問から長期熟成酒をいくつかいただきました。そのときは気付かなかったのですが、今回のイベントでは純米酒熟成酒と吟醸熟成酒の味が違うことがわかりました。お話によると純米酒熟成酒が増えつつあるとのことでした。

たまたま同じテーブルに、女性が2人で参加していたのでお話を聞いてみました。このイベントはホームページを見て参加を申し込んだとのこと。参加理由は、いろいろな熟成酒が飲めるからと話していました。

よく見ると、受付で配られた資料に目を通し商品の特徴や、おすすめのおつまみも実際にあわせてながら熱心に試飲していたのでびっくり。なんと、熟成酒の燗酒にもチャレンジしているではありませんか。う〜ん、かなり通なお二人のようです。

試飲はおちょこではなくグラス。量が飲めない私は、彼女たちと一緒にお酒を少しずつわけあいながら試飲させていただきました。おかげで、いろいろな熟成酒を試飲することができました。会場でご一緒した女の子たち、ありがとうございました!

チャレンジできなかった熟成酒は次の機会を楽しみにしていたいと思います。みなさん、おいしい熟成酒ごちそうさまでした。

さて、長期熟成酒研究会 本郷顧問、そしてイベント会場に出品された蔵元の方々のインタビューは、FM世田谷「農といえるニッポン!」ゲストコーナーで、11月28日(土)、12月7日(土)に放送される予定です。お楽しみに!
http://www.agranger.jp/radioguest1.html
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2007年07月07日

日本初長期熟成酒専門セラーが新宿のデパートに登場!

2007年4月に、番組では長期熟成酒についてとりあげ、長期熟成酒研究会 顧問にお話を聞かせていただきました。ちょうど、お話を伺ったころ伊勢丹新宿店の日本初の長期熟成酒専門セラーができたということだったので、長期熟成酒研究会 常務さんにご紹介していただき取材させていただくことになりました。

お話を聞かせていただいたのは、(株)伊勢丹新宿店 MD統括部 食品営業部 和特選・和酒 アシスタントバイヤー沼滝さんです。

3月28日にリフレッシュオープンした、伊勢丹新宿店 地下1Fの惣菜、和酒売り場におじゃましました。今まで百貨店では、お酒をひとくくりにして売っていましたが、お客さまの声をいろいろ聞いていくと、ワインと日本酒を買うかたはほとんどいらっしゃらず、日本酒を買うかたは、それにあった和の惣菜を買われていくことがわかったそうです。

そこでリフレッシュオープンでは、お酒を、和、洋に売り場を構成。和酒売り場では、全国各地の日本酒、長期熟成酒専門セラーを設置。

日本酒は、全国各地の有名な日本酒はもちろんのこと。そのほか、その地域でしか飲めない蔵元のお酒にもクローズアップ。丁寧に作られいる、小さな蔵のお酒と新宿で出会あえる機会を提供したと考えているそうです。今回は、福島と、茨城の小さな蔵元さんのお酒を紹介していただきました。名前はあえて書きませんので、売り場でご覧になって見てくださいね。

そして、話題の長期熟成酒専門セラーは売り場のさらに奥まった別室になっていました。売り場では、熟成酒にあわせた温度での管理がされており、現在50蔵の商品が陳列されているそうです。それぞれの棚も温度が調節できるようになっているそうです。

これだけの品揃え。日本酒、長期熟成酒どちらも人気が高まっているのでしょうか?沼滝さんによると、目に見える数字では、まだまだですが、味のある日本酒にじわじわと人気が集まっている兆しが見え初めているとのこと。

長期熟成酒の人気商品は、石川県の福光屋さんの百々登勢、岐阜県 達磨正宗などは大変人気の高い商品だそうです。長期熟成酒は、お料理にあわせた飲み方、楽しみ方があり、お酒を飲んでいただく層を広げるにはとてもよい商品だと思い切って専門セラーにしたそうです。

売り場には、5席だけの小さなおもてなしバーがあります。吉兆の料理長が実際お酒を飲み、そのお酒にあった料理を作り、お客さんがお酒と吉兆の料理を楽しんでいただけるバーになっています。

イベントでは、毎回おもてなしバーが満席になるほどの人気ぶりで、固定ァンの方が多く、特に女性に大人気だそうです。すごーい!ギフトシーズン中は、おもてなしバーはお休みとなっていますのでご注意ください。8月は、うなぎ料理と長期熟成酒イベントを開催する予定だそうです。

みなさんも、ステキな日本酒、長期熟成酒に出会ってくださいね。さて、この続きは、7月7日(土)エフエム世田谷の放送を聞いてみてくださいね。

・伊勢丹新宿店売り場におじゃましたときのレポート
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/41818203.html

長期熟成研究会ご出演インタビュー
・1回目 話題の長期熟成酒(古酒)について
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/39478243.html
・2回目 海外で大人気の長期熟成酒(古酒)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/40224241.html
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2007年05月15日

長期熟成酒専門セラー(伊勢丹)

日本の長期熟成酒が海外で注目を集めており、雑誌には日本のどのお店に行けば長期熟成酒(古酒)が飲めるか?といった特集が組まれるほどの人気なのだとか?

今年3月、伊勢丹新宿店に長期熟成酒専門セラーがオープンしたのはお伝えしたとおり。詳しい記事はコチラをご覧ください。
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/39478243.html
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/40224241.html

isetan-1.jpg先日、長期熟成酒研究会さんのご紹介で、こちらの売り場におじゃまし、ご担当の方にお話を伺ってまいりました。写真中央の少し奥まったところに、長期熟成酒が保管されているところです。中は温度別に管理されており、長期熟成酒研究会の方に、ご紹介してもらった商品など、たくさんの商品が並んでいました。写真の右側にあるのは「おもてなしバー」。吉兆のお料理とあわせてお酒が楽しめるバーになっています。

isetan-2.jpgそして、今回リフレッシュオープンでこだわった、「和」。和酒にこだわったという、全国都道府県別に陳列された日本酒も圧巻。有名どころのお酒がたくさん並んでいました。う〜ん、私も随分日本酒に詳しくなったものだと棚を眺めていました。まだまだ、詳しく書きたいところですが、この続きが気になった方は、少し先ですが、エフエム世田谷の放送を聞いてみてくださいね。


新宿伊勢丹
http://www.isetan.co.jp/
長期熟成酒研究会
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2007年05月08日

長期熟成酒5年にチャレンジ。

長期熟成酒研究会さんから頂戴した、長期熟成酒を飲んでみました。今回チャレンジしたのは、石川県(株)福光屋:百々登勢純米5年もの。

見た目の色は、20年ものよりかなり薄い色で例えると黄金色といった感じでしょうか?ビンの向こうは透き通っていて、「おり」があるのがわからないぐらい。しかし、よくみてみるとしっかりと「おり」が確認できました。

この日は、5年の純米熟成酒でお料理に困りましたが、白身のお魚を中心としたあっさり系の和食にあわせてみることにしました。こちらも、常温のまま、白い陶磁器のおちょこで飲んでみました。

おちょこに注いで、鼻を近づけ香りを確かめてみます。むむっ、20年ものとはかなり違って軽やかな香りがします。おちょこに注ぐと、きれいな黄色身がかった色をしています。

そして、その味はっと。おっ!20年ものと比較してみると、随分違った味がします。この味を表現するのが難しいのですが、一般の純米酒を少しまろやかにした感じでしょうか?はぁ〜、お・い・し♪あっさり系の食事にもよくあいます。

アルコール度は16度ですが、熟成酒独特のまろやかさのせいでしょうか?私でも、いつもよりほんの少し多く飲めたりします。

一緒に、この熟成酒を飲んだ主人の第一声は、「う〜ん、熟成酒といってもこんなに違うのか」と、しみじみしながらも、かなり気に入った様子。私も嬉しくなりました。ちなみに、このお酒はぬる燗でも楽しめるそうです。

贅沢にも、こんなおいしいお酒をいただいた研究会のみなさん、本当にありがとうございました。みなさんも、是非機会があればチャレンジしてみてくださいね。

研究会 顧問がご出演になった記事はコチラ
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/40224241.html
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/39478243.html


07021-3.jpg
今回試飲した熟成酒は向かって左から2番目の商品です。
石川県 (株)福光屋:百々登勢
http://www.fukumitsuya.co.jp/

・岐阜県 白木恒助商店:未来へ(長期熟成用)達磨正宗
・石川県 (株)福光屋:百々登勢
・兵庫県 龍力(株)本田商店:吟醸古酒 古玉
・長野県 麗人酒造(株):越冬譜 純米20年
・岐阜県 白木恒助商店:達磨正宗アイスクリームにかけるお酒

長期熟成酒研究会
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2007年05月06日

長期熟成酒20年を飲んでみる

長期熟成酒研究会さんから頂戴した、長期熟成酒を飲んでみました。チャレンジしたのは、長野県 麗人酒造(株)越冬譜 純米20年

色はきれいな琥珀色。ビンを少し動かしてみると、研究会 顧問に聞いたとおり透き通るビンの中を「おり」と呼ばれるものが見えました。

この日は、20年の熟成酒なので少し味付けの濃い夕食を用意して、常温のまま、白い陶磁器のおちょこで飲んでみました。

おちょこに注いで、鼻を近づけ香りを確かめみました。ふぁ〜と、上ってくる香り。なんて表現したらいいのでしょうか?古い感じの香りは、心地よくワインに近い香りでしょうか?

そして、その味は・・・。う〜ん、まろやか〜で、おいしい♪
アルコール度は15度。舌のどの部分でもまろやかさを感じさせる、個人的にはとても飲みやすいお酒でした。

一緒に、この熟成酒を飲んだ主人もおいしい熟成酒にビックリ!
本当の熟成酒はこういう味がするんだと、かなり気に入った様子でした。

しかし、日本酒ってすごい。熟成酒用として作られたとはいえ、こうして20年経っても純米酒の味そのものは残っているのだから驚きです。

贅沢にも、こんなおいしいお酒をいただいた研究会のみなさん、本当にありがとうございました。みなさんも、是非機会があればチャレンジしてみてくださいね。

研究会 顧問がご出演になった記事はコチラ
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/40224241.html
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/39478243.html

今回試飲した熟成酒は向かって右から2番目の商品です。
・長野県 麗人酒造(株)
http://www.reijin.com/kura.html
・岐阜県 白木恒助商店:未来へ(長期熟成用)達磨正宗
・石川県 (株)福光屋:百々登勢
・兵庫県 龍力(株)本田商店:吟醸古酒 古玉
・長野県 麗人酒造(株):越冬譜 純米20年
・岐阜県 白木恒助商店:達磨正宗アイスクリームにかけるお酒
07021-3.jpg
長期熟成酒研究会
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2007年05月03日

清酒の長期熟成についての研究

東京農業大学 短期大学部 醸造学科 酒類学分野 酒類学研究室 穂坂先生のご協力のもと、醸造戦隊 酒類研レンジャーが結成されました。

さて、今週は、東京農業大学 応用生物科学部醸造学科4年生、本醸イエロー@斉木さんの担当です。

実家がお酒に関係するお仕事なので、醸造学科のある東京農業大学を選び、研究室も酒類学研究室を選んだそうです。

醸造学科では、普段どんな授業があるのか?講座や、実習などを紹介してもらいました。実習は、ちょっと楽しそう♪

研究室では、清酒の長期熟成についての研究を担当。卒業論文も、清酒の長期熟成について。さて、長期熟成の研究とは、いったいどんな研究なのか詳しく教えてもらいました。

実験では、アルコールの熟成度を調べたり、アルコールの飛散などを調べるのだそうですが、それをどうやって調べるのか?調べたことから、どんなことがわかるのか?実験で一番大変だったことについても教えてもらいました。

クイズは、もちろんお酒にまつわるクイズを考えてきてくれました。この続きは、5月5日(土)エフエム世田谷の放送を聞いてみてくださいね。
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2007年04月28日

海外で大人気の長期熟成酒(古酒)

今、海外では日本酒が大ブレイク中。中でも、長期熟成酒が話題を集めているようです。その魅力に迫ります。

今年、醸造戦隊 酒類研レンジャー司令官 東京農業大学短期大学部 醸造学科 穂坂 賢助教授からのご紹介で、長期熟成酒研究会会の勉強会に参加しました。それがご縁で、今回ラジオ番組に登場していただくことになりました。

長期熟成酒研究会の勉強会に参加させていただいたときのレポートはこちらです。
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/35129922.html

先週に引き続き、お話を聞かせていただいたのは、長期熟成酒研究会 顧問でいらっしゃいます、本郷信郎さんです。
http://www.revoradio.jp/nougyousentai5.html

今週は、スタジオにお持ちいただいた長期熟成酒をご紹介しながら、蔵元さんたちの個性あふれる長期熟成酒について説明していただきました。

07021-3.jpg商品は向かって左から、
・岐阜県 白木恒助商店:未来へ(長期熟成用)達磨正宗
・石川県 (株)福光屋:百々登勢
・兵庫県 龍力(株)本田商店:吟醸古酒 古玉
・長野県 麗人酒造(株):越冬譜 純米20年
・岐阜県 白木恒助商店:達磨正宗アイスクリームにかけるお酒

未来は、購入していただいたお客様がご自身で長期熟成酒を作れるというお酒。プレゼントとしても人気があるようです。達磨正宗アイスクリームにかけるお酒は、イタリアで大人気なんだそうですよ〜。その他も、写真を見ていただければわかるように、年数によって色がかなり違うのがお分かりいただけると思います。

海外では、日本酒ブームがおこっています。その中でも、長期熟成酒の人気は高く、長期熟成酒研究会が出版している本も、すでに海をわたりニューヨークに行ったそうです。

海外の中でも、ニューヨークでの長期熟成酒の人気が高く、今年の9月にはニューヨークで長期熟成酒の試飲会が開催されるほどの人気ぶりだそうです。実際に、日本の蔵を巡り長期熟成酒を見に来られるほど熱心なバイヤーもいるそうです。

その人気ぶりは日本でも飛び火しているのか?今年3月には、伊勢丹新宿店に長期熟成酒専門セラーがオープン。現在は、東京の各デパートでも何点か長期熟成酒をおいている店舗が増えているそうです。

そんな大人気の長期熟成酒には、どんなタイプに分類され、飲み方、タイプによってあわせる食事について教えていただきました。

また、熟成が進むと、ビンの中に見える「おり」と呼ばれるものが見えるのですが、知らない人が見るとゴミが浮いてる?と思う人もいるようですが、実はこの「おり」にうまみがあること、長期熟成酒の成分などについても教えてくださいました。

う〜ん、長期熟成酒奥が深〜い。この続きが気になった方は、28(土)エフエム世田谷の放送を聞いてみてくださいね。

長期熟成酒研究会
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http://store.yahoo.co.jp/old-sake-gallery/
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2007年04月20日

話題の長期熟成酒(古酒)について

みなさん、長期熟成酒ってご存知ですか?今年、醸造戦隊 酒類研レンジャー司令官 東京農業大学短期大学部 醸造学科 穂坂 賢助教授からのご紹介で、古酒の勉強会に参加しまいた。それがご縁で、今回ラジオ番組に登場していただくことになりました。

長期熟成酒研究会の勉強会に参加させていただいたときのレポートはこちらです。
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/35129922.html

今回、お話を聞かせていただいたのは、長期熟成酒研究会 顧問でいらっしゃいます、本郷信郎さんです。
http://www.revoradio.jp/nougyousentai5.html

顧問からの提案で、まずは長期熟成酒の歴史を教えていただくことにしました。その昔将軍さまが飲んでいたことや、江戸時代には庶民の方も飲んでいたという長期熟成酒。

古い文献には、奇数はめでたい数字とされており、数字の9は最高とされ、祝いの席でも飲まれる長期熟成酒は9年ものだって知っていました?

歴史ある長期熟成酒が、一斉に姿を消した時代のお話から、何故復活することになったのか?一般的に古酒と呼ばれているものと、長期熟成酒とはどう違うのか?も教えていただきました。

長期熟成酒のお話は、日本の歴史も勉強することになるので面白いですよぉ〜。お酒の好きなかた、明日21(土)エフエム世田谷の放送を聞いてみてくださいね。

070421-5.jpg長期熟成酒研究会発行:古酒神酒 長期熟成酒の魅力 今回、特別にいただきました。ありがとうございました!!あっ、この本すごく面白いですよ。

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2007年03月03日

古酒が大ブーム?

★古酒の勉強会に参加してきました。

醸造戦隊 酒類研レンジャーに、ご協力していただいている大学の先生からのご紹介で、長期熟成酒研究会に参加してまいりました。長期熟成酒、一般には古酒と呼ばれているものです。

昨年、旅先で初めて古酒を飲んだのですが、おいしいとは思えませんでした。こんな古い、お酒を好んで飲む人もいるんだと不思議でした。そんなイメージがあったのですから、勉強会への足取りも重く、少し顔を出して帰ろうと思っていました。

070224-1.jpg会場に到着したときは、長期熟成酒研究会 顧問の方の講演がはじまっていました。会場もあふれんばかりの人でいっぱい。みなさん、熱心に講演を聞いていらっしゃいました。顧問の講演のあとは、お二人の酒造メーカーの社長さんによる講演が行われました。その際に、それぞれの蔵で作られた古酒が会場に試飲で配られました。

その試飲の感想はというと、2002年もの。色はうす茶色で、臭いをかいでみると、以前飲んだようなすえたこげたような臭いはなく、ほんのりした香り。一口でしたが、ほろ苦い感じはあるものの、口当たりがよくまろやか。

2000年もの。こちらも淡い茶色。香りは、少しすえたような感じがあるものの、飲みやすく少し辛口かな?と感じましたが、あとあじはすっきりした感じだったと思います。

この2種類を、一口飲んだだけで古酒はおいしいかも?と、イメージが180度変わりました。本当においしかったです。そして、その後に配られた別の酒造メーカーさんの古酒は、かなりにおいも、味も濃厚で個性があり違いがはっきりわかりました。

070224-2.jpg講演のあとの試飲会では、一般の方々も参加できるとあって会場はお酒好きの方々が集まっていらっしゃるようでした。25本の古酒の飲み比べには、人垣が途切れることはありませんでした。さっぱりした古酒から、酸味が強いものや、まったり濃い古酒など、古酒といっても味はかなり蔵によって違うようでした。ぬる燗で、古酒を出していらっしゃるブースがあったのですが、これもまた、いい感じでした。

私は、個人的にどのお酒がおいしいかよりは、お家で飲むにはどんな料理にあうかな?とイメージしながら、それぞれ一口ずつ飲ませていただきました。

古酒の研究は随分進んでいて、製造工程や、温度管理など、予め古酒にするためのお酒造りをされているため、しっかりしたおいしい古酒が消費者に届き人気を集めているようでした。

古酒に興味のある方は下記のホームページをご覧ください。
http://www.vintagesake.gr.jp/


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