左の写真なんだかわかりますか?これは、東京農業大学「食と農の博物館」の入口の前に展示されているもので、小さな男の子たちに人気があります。運転席に座りカッコよくポーズを決める子どもたち。お母さんたちが写真をとっている光景をよく目にする場所です。
この東京農業大学「食と農の博物館」で、開催されている展示が面白いですよと、大学生から話を聞いたのが2年前の2006年。
当時、博物館に展示されていたのは、東京農業大学が挑んだ沙漠緑化研究「沙漠よ緑に蘇れ ジブチ共和国15年の熱き闘い」でした。ジブチ共和国?砂漠ではなく沙漠?沙漠緑化について、ほとんど知識はありませんでしたが館内の展示、TVモニターで流れる現地の映像を見て、この取り組みについてぜひお話を聞いてみたいと思いました。
大学側から、東京農業大学 地球環境科学部 生産環境工学科 教授 地水工学研究室 高橋 悟先生をご紹介していただき、2006年4月にラジオでこの取り組みについてお話を聞かせていただきました。この取り組みは以下の賞を受賞しています。「農業土木学会著作賞」「日本沙漠学会進歩賞」
お話を聞かせていただいた、高橋 悟先生が取り組んだモロッコの研究についても、2008年5月から東京の農業大学「食と農の博物館」にて展示がスタートしました。
「水利用から見たアフリカ乾燥地開発」展〜モロッコタフィラレット地方のハッターラを用いた水利用〜
展示期間:平成20年5月17日(土)〜11月9日(日)まで。
http://www.nodai.ac.jp/syokutonou/event/tenji.html#0517africa
=東京農業大学「食と農の博物館」から引用=
「一滴の水も漏らさず利用しているかに見えるアフリカの乾燥地モロッコ王国。数キロ〜数十キロメートルにおよぶ地下の導水路「ハッターラ」で運ばれる水は生活を育み、その終末はオアシスの農業を支えています。東京農業大学が取り組んだ「ハッターラ」の節水灌漑方式から私たちの取り組まなければならない明日の水問題が見えて来ます。」
左の写真のように、模型も展示されているほか、パネル、映像も流れているので、とてもわかりやすくみることができます。
さて、今回のこの展示についても、東京農業大学 地球環境科学部 生産環境工学科 教授 地水工学研究室 高橋 悟先生にお話しを伺うことになりました。みなさん、ぜひお楽しみにしていてください。
また、博物館ではモロッコの展示に関連した、講座、イベントなどが企画されています。詳しくは、東京農業大学「食と農の博物館」のサイトをご覧ください。
http://www.nodai.ac.jp/syokutonou/event/index.html#morocco080726
夏休み工作教室「水時計を作ろう」は、申込が多いそうです。なるべくお早めにお申し込みください。
2008年06月08日
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