農園に関しては、世田谷区のホームページをご覧ください。
鈴木農園との出会い
東急大井町線 等々力駅を下車。徒歩7分ほどの場所にあります。伺ったのは鈴木農園さん。知り合いの方から、鈴木農園で収穫体験が行われていると教えてもらいました。農園の作業・管理をされている方が、「農ラジ!」取材でお世話になった方だということもわかり収穫体験に行ってみたくなりました。
令和二年、初めて冬野菜の収穫体験で農園におじゃましました。自分の目で野菜を選んで収穫する。それだけなのに、ひっこ抜いてみないとわからない大根。野菜によって収穫するコツがあることもわかりました。自分の手で収穫するというのが面白くて夏の収穫体験も楽しみにしていました。
収穫体験の概要
開園情報は、世田谷区のホームページに掲載されています。予約不要。現地先着順。入園料不要。令和三年度は、六月中旬〜八月下旬開催。毎週水曜日・日曜日、午前九時〜正午まで。受付でカゴとハサミを受取り、農園の方から、収穫できる野菜と場所を教えてもらいます。後は、自由に自分の好きなだけ野菜を収穫します。
野菜代の清算は、カゴとハサミを持って受付で行います。ハサミは忘れず返却しましょう。代金は現金払いなので、千円札や小銭を用意しておくことをおすすめします。値段は、野菜の種類によって異なります。鈴木農園では、畑に置いてある黒板に野菜の種類と値段が書いてありました。
収穫できる野菜
七月十一日、モロッコインゲン、キュウリ、長ナス、ピーマン、カラーピーマン、ミニトマト、大玉トマト、中玉トマトが収穫できました。2週間後には枝豆。八月はプルーンの収穫体験が予定されていました。
収穫体験に参加した親子の様子
家族連れで参加していた小学生の兄弟。少し大きくなりすぎたキュウリを見つけては、「でかい!」「お化けキュウリだ!」と叫んでいました。二人は競うように、大きなキュウリを見つけてお母さんに報告。それを、お父さんが収穫していました。また、未就学児、小学生の姉妹は、オレンジ色の大きなトマトを見て「これなぁに?」と、お母さんに聞いていました。私も、大きなオレンジ色のトマトを見たことがなかったので、七月に柿?と思ったほどです。大人が間違えるぐらいだから、子どもたちは驚いたに違いありません。
苦手なモロッコインゲンが食べられるように
野菜を収穫していた時、農園の方がカゴにモロッコインゲンが入っていないのに気づき、「モロッコインゲンが美味しいから、ぜひ収穫して行ってください!」と声をかけてくださいました。実は、モロッコインゲンが苦手なので他の野菜ばかり収穫していたのです。農園を管理している方からも、「これ、本当に美味しいから、もっと大きいのをどうぞ」ともぎとってくれました。
家に戻り、料理して食べてみたら苦手だと思っていたモロッコインゲンが美味しくてペロリ。完食してしまいました。料理は、トマトとナス、モロッコインゲンパスタ。お魚と一緒に甘辛く煮ても美味しかったです。他にも、収穫した桃太郎というトマトは、酸味と甘みのバランスがよく、あっという前に食べてしまいました。
収穫体験に参加してみて
畑には、キュウリは、特大の大きいもの。曲がったもの、長さや太さもバラバラ。オレンジ色のトマト。完熟したミニトマトは、手を触れるとポロリと簡単に取れてしまう。実際に体験して畑の様子を見ないとわかりません。お店にキレイに並んでいる野菜からは学ぶことができないことばかりです。他にも、体験に来ている親子と自然に会話を交わすこともあります。楽しそうに収穫している子どもたちの姿を見ると自然と笑顔になってしまうから不思議です。
こんな体験ができるのも貴重な農地が残っているおかげです。なんて贅沢な体験だろうと思います。まだ、参加したことのない方は、収穫体験に参加して収穫体験の楽しさ、都市での農業に触れていたく機会になればと思います。
農園情報
鈴木農園 世田谷区中町 野菜の収穫体験 夏・冬
開園情報 世田谷区のホームページから、農業→ふれあい農園を検索。
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/shigoto/008/index.html