豪産米、国産高値で人気 ご飯向き、外食など調達増 TPP11も追い風
外食やスーパーなど流通小売りでオーストラリア産のコメの利用が広がっている。国産米の取引価格が4年連続で上がっているためだ。人件費上昇に悩む飲食業を中心にコスト低減策の一環として調達拡大をめざす動きも出てきた。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO39913990R10C19A1EA5000/
ロイヤルホールディングス傘下で天丼チェーン「てんや」を展開するテンコーポレーション(東京・台東)は、1年前から店によって豪州産米を5割混ぜて提供している。
社員食堂を含め約1900店を展開する西洋フード・コンパスグループ(東京・中央)は18年から一部で豪州産米を使い始めた。定食店を営む大戸屋ホールディングスも昨秋、国産米の高騰でご飯大盛りの量を減らす一方、健康志向に応えた「五穀ご飯」に豪州産米も使いコストを抑えた。「小諸そば」の三ッ和(東京・中央)もどんぶりなどで使っている。
住友商事は「うららか」という豪州産米を輸入し、18年は西友にも並んだ。都内の業務用スーパーでは豪州産米「オーパス」が5キロ1350円と、青森産「まっしぐら」より20%安い。
ツイッターのメモ<米>日本農業新聞記事より
TPPで農産物の輸出額が最大のオーストラリア。高付加価値の牛肉生産や米のブランド化戦略を構築し日本市場に照準を定める。日本向けの短粒種「うららか」の生産が急拡大。日本でのシェア拡大に向け品種の切り替えが進む。
日本向けの短粒種「うららか」コシヒカリ系。生育期間が1、2か月短く、水の量が抑えられる利点があるようだ。
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