2007年06月22日

地場の野菜を使った学校給食作りへの参加 卵を提供

千歳台小学校では、地場野菜を使った学校給食の取り組みが行われ、2007年3月には地域に根ざした食育コンクール2006で特別賞審査委員会奨励賞を受賞されました。

世田谷区 上祖師谷にある造園業 吉実園さんでは、この取り組みに参加。放し飼いにされている「たまご」を小学校に提供。この取り組みに参加する経緯、子どもたちとの交流などについて詳しくお話を聞かせていただきました。

株式会社 吉実園 一級造園施工管理技師
代表取締役 吉岡 幸彦さま(会社は世田谷区 上祖師谷)
http://www.revoradio.jp/nougyousentai5.html

株式会社 吉実園さんにおじゃましたときの記事はコチラです。
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/39825198.html

・1回目: 地場野菜を使った給食づくりの取り組みへの参加について
・2回目: 株式会社 吉実園 造園業のお仕事について

地場の野菜を使った学校給食を作りたいと、栄養士の先生から世田谷区、そして区内の生産者さんのところに野菜を学校に提供してくれないかと依頼があったそうです。

吉岡さんのお宅では、放し飼いにされた鶏がたくさんいるので、「たまご」なら協力ができると話をしたところ、栄養士の先生が放し飼いにされた鶏を見に来られたのが、この取り組みに参加するきっかけになったそうです。

吉岡さんのお宅で、子どもたちがたまごの収穫を体験。鶏を見たことのない都会育ちの子どもたちも、みんなおおはしゃぎ。中には、さわることさえ怖がる子もいるけれど、産みたてのたまごは、冷たくなく温かいことを知ってみんなとても感動していたそうです。他にも、鶏が飛んだ瞬間びっくりする子もいるそうです。

現在、吉岡さんのお庭ではイサブラウン、ボリスブラウン、アローカナ、七面鳥、うこっけいなどの種類が飼われていて、小学校にはアローカナの、うすい緑のたまごが調理や給食に使われているそうです。

このたまご吉岡さんのお宅では庭先販売されています。中には八王子や、埼玉から買いに来られるお客様もいらっしゃるそうです。たまごはお休みなしで販売しているので、声をかけていらっしゃれば大丈夫とのころです。

吉岡さん、今、とっても困ったことがあるそうです。それは、エサ代、ガソリン代の高騰。運送賃だけで1000円も値上り。安い遺伝子組み換え商品もあるのですが、安心して食べられるほうがいいと、今は遺伝子組み換えでない、トウモロコシを買っているためエサ代の値上げは、かなりの出費になっていらっしゃるようでした。

また、鶏のほかにも東京Xという種類の豚を飼っていらっしゃるのですが、これもエサ代が値上がりしてして大変のようです。トウモロコシ、ガソリン代・・・やはりエタノールが原因でしょうか?

鶏や豚を飼っているのは、実は本業の造園業と深く関わりがあります。庭の手入れで切った枝を、今まではゴミとして燃やしていたのですが、今は燃やしたりできなくなりました。機械で粉にして堆肥を作っていたのですが、さらによい堆肥を作りたいと、鶏や豚を飼い、吉実園では有機肥料を作っています。

さて、来週は吉岡さんの本業である造園業のお話を聞かせていただく予定です。この続きは、6月23日(土)エフエム世田谷の放送を聞いてみてくださいね。
posted by 農業研 at 23:11| Comment(0) | TrackBack(1) | 都市農業:食育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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