2006年03月13日

エタノール価格高騰

先日、うちのダンナさまが、エタノール価格高騰の記事
読んだ?と、新聞、雑誌を見せてくれました。

エタノールの使用増加・・・
さとうきび、とうもろこしの価格急騰・・・
砂糖の価格も世界的に高騰・・・

う〜ん、、、と考えこんでいたら、ダンナさまが下記の
とおり、文章にまとめてくれましたので、それをそのま
ま掲載することにしました。(笑)


先週土曜日の日経夕刊「エタノール価格高騰」
や、1/30号の日経ビジネス「砂糖の特売が消えた」
などより。

原価価格の高騰により、代替燃料としてのエタノールの
使用が増えている。このため、エタノールの原料となる
さとうきび(ほかには、とうもろこし)の需給が逼迫し、
砂糖価格が世界的に高くなっているとか。

砂糖(粗糖)価格は、1年前1ポンド8セントだったも
のが、今年1月14セントに。
また、エタノール価格は、1年前1ガロン1.2ドルだ
ったものが、現在2ドル台半ばに。
(各ニューヨーク先物市場。)

さとうきびの貿易量については、ブラジルが3割を占め
ているそうなのですが(ということは価格影響力も)、
供給は降雨不足の影響を受けており、また、エタノール
使用車の先進国です。

また、ブラジルに次ぐ、貿易量を有する
(輸出シェア8.8%)タイについても、砂糖はほとん
ど儲けの出ないことから、天然ゴムへの転作を進めてお
り、供給量は減っています。

経済成長著しいインドは、世界第2位の砂糖生産国で、
かつ、世界第1位の砂糖消費国なのですが、250万ト
ン近い(2003年)砂糖を輸入する国となっています。

ちなみに、砂糖の日本国内の自給率は34%とか。
輸入砂糖に対する価格競争力はほとんどありません。

もすかすると、菓子や飲料の価格への転嫁があるかも
しれませんね。

世界的な資源高と、人口増加・所得増加から逃げられな
いという感じですねぇ。

posted by 農業研 at 10:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 沙漠緑化・バイオマス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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