2009年04月19日

2008年度 大学生の特別講義レポート(9)ラスト

東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科 熊井先生からお声がけをいただき、2008年度も、「都市農村経済コース特別講義」を担当させていただきました。受講してくれたのは、東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科3年生です。

講義が終わったあと、熊井先生が講義を受けた学生のレポートをとりまとめてくださいました。いただいたレポートを見てみると、みんなA4の用紙いっぱいに思い思いの感想を書いてくれていました。ぜひ、みなさんにも見ていただきたいと思ったのですが全部アップするのは難しいので、私の方で一部編集をさせていただきブログにアップすることにしました。(一部、文章のつなぎがおかしいところがあるかも知れませんがご了承ください。)

なお、このブログへアップするにあたっては、東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科の先生方の許可をいただいています。さて、私の特別講義を聞いて学生のみんなはどんな風に感じてくれたのでしょうか?みなさんも、ぜひご覧になってみてください。

41.東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科3年
 今回の講義では、ラジオ制作を通した都市と農村の交流などについて学ぶことができました。私はよくラジオを聞くのですが、ラジオをいうものは不思議で、自然と耳に入り、頭から離れないものが多くあります。残念ながら、我が家ではFM世田谷は受信できないのですが、もし聞いていたら完全に頭から離れないでしょう。
 近年テレビなどで食育などのワード聞くことがおおいのですが、それは漠然としていて、情報があまりにも大きい為、なかなか興味を持つのが難しいと思います。
 ですが、このようなコミュニティラジオで地域に密着した情報を流せば非常に興味を持ちやすいと思います。ラジオという身近なものがこんなにも有効的なものだとは思ってもいませんでした。
 都市が積極的に農村をアピールすることにより、農村も励まされ地域の活力が出てくると思います。しかし気をつけなければならないと思うのは、一方的ではいけないということです。私はあくまで都市と農村は対等だと思っています。農村は非日常的という都市側の考えにより、農村が都市住民のテーマパーク化していると思わされていることが多々あります。このようなことはほんの一部かも知れませんが、今後日本の農村、農業を変えていく上では大きな障害になるのではないでしょうか。
 そういった事態を防ぐべく、ラジオは都市側のニーズ、農村のニーズを集め、それを相互に情報伝達し、交流するかけ橋になるべきだと思います。
 ラジオを通じ日本の農業を考えていこうとする取り組みは、今後非常に重要になってくると思います。これからも正しい情報を都市、農村共により多くの人に配信していってもらいたいです。

42.東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科3年 
 ラジオというとTVとは違い、あまり身近な存在には感じませんが、今回の講義を伺い、今勉強していることに関わってくるのではないかと思いました。このラジオでは農業、この地域の住民の体験談、地域の農業状況などをくわしく知ることが出来ます。また、この世田谷の地域のとても密着したラジオだと感じます。講義で聞いた農業戦隊アグレンジャーの活動にはとても驚きました。
 このラジオ放送「農といえるニッポン!」の放送により、日本の今の農業を変えていくことが出来るのではないかと感じました。例えば、世田谷区の大蔵大根。どの地域にとってもその地域の宣伝できる野菜、農産物があるとその地域の集客力が大きく違ってきます。
 また、地域の特産品、地域ブランドがあると地域の農業活動の促進につながります。そのため、地域ならでは農産物はなくすことにならないよう、積極的に宣伝を行っていくことが重要だと感じます。そのためにも、農といえるニッポン!の放送が大きな宣伝、地域農業の活性化、地域の特産品を知ってもらうためにも良い機会になるのではないかと思います。
 私は、つい最近、世田谷がこんなに農業活動が盛んだということを知りました。と言うことは、他の地域の人たちも同じくそのことはあまり知らないのではないかと思います。私は、今まで農村の活性化に興味がありましたが、これからは都市の農業についても注目していきたいと思います。

43.東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科3年
 世田谷区に2年間住んでいたことがあります。その時、区民農園や川場村のりんごオーナー、棚田オーナー生徒を体験した。エフエム世田谷の特派員をしたこともあります。
 そのような体験と自身のこれまでの社会経験をふまえ、何かをしたいのだが、その何かがよくわからなかったので、私自身は農大で食と経済について学ぶことにした。講師の方がとられた情報発信するという方向性は、なかなか簡単にできることではなく、講師のもつネットワークや人望のなせるものであると感嘆する。
 講義を通じて思ったのは、都市と農村間だけでなく、ネットワークやコミュニケーションの重要さである。人と人が共同して何かを行うことや、働きかけること、感謝することが人にとって、社会にとって必要なのだろうと感じた。
 現代の多様化している社会では、すべての人が同様な意識をもつことはとても難しいだろうが、理想に向けて少しずつ歩むことは、ひいては社会の転換にもつながると思う、自分自身も小さくとも情報発信を行っていけたらと思う。
 
44.東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科3年
 ラジオ番組で地域の農業の現状や、学生によってこのようにさまざまな活動が取り組まれているということは知らなかったので、これを機会にラジオを聴いてみたいと思った。大きなメディアでは取り上げられていないことやラジオ番組ならではの魅力や、ネットワークがあることを知ることができてよかった。

45.東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科3年
 今回の講義を聴き、都市と農村の情報伝達の方法、交流の取り組みなどを知ることができた。エフエム世田谷の番組で農業が取り上げられていること、またそこに東京農業大学が参加していることなど、今まで知らなかったことを教えていただきとても面白かったし、参考になりました。
 消費者の「安全・安心な農産物」へのニーズが高まっているなかで、こういった取り組みはますます求められてくるのだろと感じました。学校給食の取り組みなどでは、取材を行なわないと知ることができない問題点も知ることができました。また、オール世田谷おやじの会の交流活動、大子町の取り組みなども知ることができた。
 食・農・環境の情報発信を続けていき、都市と農村の架け橋としてこれからも活躍していって欲しい。

46.東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科3年
 今回の講義を受講させていただいて、生のリスナーの方の声を聞けて大変良い経験になった。ラジオとは、とても素晴らしいマスメディアだと思う。テレビとは違い、画像がないため自分自身の想像で思い描かなくてはいけない。これは、人それぞれ違う印象を与えることになり面白いものだ。
 今回の講義では、農業に関するラジオでも、これもリアルタイムで今取り組まれている農業を知ることができる。これは、毎週聞くことができ、定期的に聴けることにより知識がついてくると思う。また、地域に密着した取材になっているため、親近感がわき十分な理解につながると思う。
 私は、今までラジオを聴く機会が多くよく利用していた。今回の講義により、また更にラジオの素晴らしさが再認識され、これからも意識していこうと思う。

47.東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科3年
 私が、今回の講義を聴いてすごく興味をもったことは、都市と農村が一緒になり、農業を盛んにしていこうという取り組みをしている、ということころに興味を持った。
 群馬県川場村と世田谷区の八百屋さんとの取り組紹介があったが、都市と農村が情報交換するという交流はとても困難なことだったと思う。 しかし、都市は農村の素晴らしさを知ることが来たと思うし、農村も都市の農業の現状を知ることができ、お互いの農業を考えさせられる大きな起点になったのではないかと思う。
 私たちもが身近で簡単にできることはなにか、ということを一人一人が考えて生活していくことが大切なのではないかと思う。

過去のレポートもあわせてご覧ください。過去のレポートもあわせてご覧ください。
2008年度 大学生の特別講義レポート(8)http://kansyokunouken.seesaa.net/article/117311766.html
2008年度 大学生の特別講義レポート(7)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/117003247.html
2008年度 大学生の特別講義レポート(6)http://kansyokunouken.seesaa.net/article/116559712.html
2008年度 大学生の特別講義レポート(5)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/115920053.html
2008年度 大学生の特別講義レポート(4)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/115710190.html
2008年度 大学生の特別講義レポート(3)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/115299400.html
2008年度 大学生の特別講義レポート(2)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/115028848.html
2008年度 大学生の特別講義レポート(1)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/114767490.html
posted by 農業研 at 01:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 理事長:大学での特別講義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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