2009年03月24日

講演:埼玉県熊谷市/地域リーダー合同研修会

09年3月、熊谷市で行われた「地域リーダー合同研修会」での講演にお招きいただき行ってまいりました。研修会に参加された方々は、農村女性アドバイザーや、ふるさとの味伝承など地域で活躍している農業者の方々約80名。

当日、お話させていただいた内容を簡単にご紹介しますと、

・NPO法人農業情報総合研究所の活動紹介

・FM世田谷 ラジオ番組「農といえるニッポン」

・番組に出演している農学部の学生のレポート、生産者インタビュー、消費者にマイクを向けた現場取材レポートからは、いったいどんなことが見えてくるのか。

・2004年10月からはじめた食育の現場取材。多くの親子、一般の消費者の方々の声に耳を傾けたコツコツ現場を取材した事例を紹介しながら、消費者の関心がどのように変化しているのか。

・最後は都会で話題の有機レストランカフェ、直売所、市民農園、地産地消についてのホットな話題を提供させていただきました。

講演中、会場が一番ざわついた瞬間がありました。この内容については、実際に取材をしていない調査中のものなので、簡単にご紹介しただけだったのですが随分インパクトがあったようでした。あまりにも反応が大きかったので、内容については私自身じっくり調べてみる必要はあるのではないかと思いました。

090320-3.jpg090320-4.jpgさて、講演が終わってから懇親会にも参加させていただきました。参加者の方から、「これからが質問タイムだよ!」と言っていただき、皆さんからお声をかけていただきました。やはり、生産者さんから直接聞くお話は興味深く勉強になります。

写真のトマト、きゅうりは、な、なんとお土産にと用意してくださってたものです。こんな立派なトマトにきゅうり!ビックリしました〜。それもそのはず、埼玉の中でもトマト、きゅうりの名人が作っていらっしゃるんですよ。

トマトを生産されている方は、某有名デパートからも何度もお話があったにも関わらず、その誘いをお断りしているそうです。でも、ちゃんとお断りする理由があるんでうけどね。地元でもトマト作り名人として有名でなかなか手に入らないトマトだそうです。

いただいたとき、トマトときゅうりのいい香りが漂ってきました。
東京のスーパーで買っても、こんないい香りがしませんからね・・・。

もちろん、家に帰ってトマトときゅうり食べてみました。どっちもとってもおいしいのでびっくり!家族にも大好評でした。本当にありがとうございました。

さて、交流会では女性のみなさんともリアルな情報交換で大いに盛り上がりました。同じ女性として目線が同じなのですが、生産者、消費者という立場が変わると、見ているポイントが全然違うというのがが面白かったですねー。直売所の話や、農業体験の話、講演会で話した調査中の話など、気づけば、あっという間にお開きの時間となってしまいました。

女性の方々に聞いたなかで、とても興味深かったのは農業体験のお話です。私が以前生産者さんから農業体験の問題点をお聞きしたことがありました。その後、自分でも直接関わった農業体験で同じような問題を目にしたのですが、時間も経過したので最近は問題ないのかと思っていたら、同じ問題点が女性の皆さんから飛び出してきたのには驚きました。う〜ん、現場ではまだ解決されていないのかと再確認することができたのでした。

今回、講演にお招きいただきましたが私が一番勉強させていただいたのではないかと感じています。埼玉県 大里農林振興センターのみなさん、熊谷市「地域リーダー合同研修会」に参加されたみなさん、講演のお声掛けいただいた熱田さん、本当にありがとうございました!この場をお借りしてお礼申し上げます。

この講演が、日本農業新聞に掲載されました!
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/115527204.html
posted by 農業研 at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 講演・執筆活動・司会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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