2009年01月23日

2007年度 大学生の特別講義レポート(9)

東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科 熊井先生からお声がけをいただき、2007年度「都市農村経済コース特別講義」を担当させていただきました。受講してくれたのは、東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科3年生(現在の4年生)です。

講義が終わったあと、熊井先生が講義を受けた学生のレポートをとりまとめてくださいました。いただいたレポートを見てみると、みんなA4の用紙いっぱいに思い思いの感想を書いてくれていました。ぜひ、みなさんにも見ていただきたいと思ったのですが全部アップするのは難しいので、私の方で一部編集をさせていただきブログにアップすることにしました。(一部、文章のつなぎがおかしいところがあるかも知れませんがご了承ください。)

なお、このブログへアップするにあたっては、東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科の先生方の許可をいただいています。さて、私の特別講義を聞いて学生のみんなはどんな風に感じてくれたのでしょうか?みなさんも、ぜひご覧になってみてください。

■東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科「2007年度都市農村経済コース特別講義」レポート

41.東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科3年
 情報技術は発展している。しかし、情報の選択を消費者が正しくしていかないと情報格差は埋まらない。今後、いかにネットワークを充実させていけるか、である。

42.東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科3年
 講義で一番感じたことは、私たちが思っているよりも遥かに地方に都市の情報が伝わっていないことである。それは、都市へ届く地方の情報についても言える。
 私たちに欠かせない物に関する情報であるのに、受発信されない現在のネットワークは淋しい。PPの最後に、「まとめ1.2」で植村さんが言っていたことは、まさにそうであると思った。個人で受信できる情報はどうしても限られてしまう。やはり人がもっと積極的にコミュニティに入って、その輪が大きくなる努力をする必要があると思う。

43.東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科3年
 近年、残留農薬などの問題により人々の食の安全・安心への関心が高まってきている。その中で、農業や農・食に関する情報を発信していく活動はとても素晴らしいものだと思う。
農業や農への関心が高まっている。これを機会に農業について都会の人に知ってほしいと思う。農業の何が問題であるのか、農村の現状はどうなっているのかなど都市と農村、人と農の距離が縮まるといいと思う。
 私は農業について学んでいて、関心があるはずでした。しかし、身近でこのような活動が行われていることを知らなかった。農や環境に関心はあるものの、それは学校の中だけであり学校の外の活動に目を向けていなかった。もっと自分のアンテナを広げ、いろいろな情報を集め、関心の幅を広げて行きたいと思う。
 今回の講義を聞いて、ラジオをいう身近なところで活動をしている団体もあることを知った。自分も今学んでいることを活かせる仕事に就きたいと思う。

44.東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科3年
 今回の講義を受けて、農と食に関する情報を発信しているラジオ番組があるということをはじめて知った。講義から感じたことは、世田谷区域に住む人たちに少しでも農と食に興味をもってもらうため、ラジオをいう公共の電波を使って進めていくことはすごく積極的な情報の伝達の仕方であり、効果的なことだということである。
 公共電波を有効利用することは、今以上に多くの人に農に対する興味を持ってもらうことができる良い機会だと思う。今回の講義を受けるまでは1回も放送を聴いたことがなかったが、実際にどういった放送がされているのか非常に興味があるのでぜひラジオを聴いてみたいと思う。

45.東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科3年
 私が興味を持ったのは「八百屋」の話です。私の近辺には八百屋さんがないので、祖母の家に遊びに行ったときやテレビの中でしか、八百屋さんにふれたことがありません。野菜や果物は、きれいにパック詰めされ、きれいに並べられた、涼しいスーパーの中でしか買ったことがありません。
 都市住民にとっては、農業は遠い存在であり、見えない存在であるために、こういった情報番組によって気軽に情報を得られることはとてもいい機会になります。
 まずは「食・農・環境について知ること」これが一番重要だと思います。知らなければ何も感じません。何も考えられません。行動にうつすこともできません。都市住民に食・農・環境、または都市農業のことを知ってもらうためにも、これからもがんばってほしいと思いました。
 もちろん私も農大生の一人として、身近な人に伝えていったり、多くのかたに情報伝達していけるような仕事をしたり、食・農・環境に考慮した政策に関する仕事ができたらいいなと思っています。
 今回の講義をきいて、農大で勉強できることをうれしく思うと同時に、農大で学んだことを活かせる仕事に就きたいと思いました。

 
レポート10へつづく〜。

2007年度 大学生の特別講義レポート(8)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/112923069.html
2007年度 大学生の特別講義レポート(7)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/112823338.html
2007年度 大学生の特別講義レポート(6)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/112525668.html
2007年度 大学生の特別講義レポート(5)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/112525668.html
2007年度 大学生の特別講義レポート(4)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/112482761.html
2007年度 大学生の特別講義レポート(3)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/112284098.html
2007年度 大学生の特別講義レポート(2)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/112100055.html
2007年度 大学生の特別講義レポート(1)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/112065372.html
posted by 農業研 at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 理事長:大学での特別講義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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