東京農大「食と農の博物館」展示紹介
10月21日(火)〜11月13日(木)文献資料に見る「食」の恵み
特産・名産品あふれる宝島にっぽん 〜ケンショク「食」の資料室コレクションから〜
先日、東京農業大学「食と農の博物館」におじゃましました。すると、職員の方から新しい展示がはじまりましたと案内していただきました。私がおじゃましたとき、ちょうどこの展示の担当の方がいらしたので展示についても詳しく説明していただきました。
今回の展示は、大阪市にある食品卸売り会社が運営する民間の食専門図書施設・ケンショク「食」資料室が、四半世紀にわたって収集してきた食関係の資料、約15万点の中から、特産品、名産品を中心に選んで企画・構成されたものです。(東京農業大学「食と農の博物館」資料より引用)
担当の方にお話しを聞いたところ、今回のような展示会場で展示・公開するのは初めてだそうです。写真は、全国の地図を見ただけで、特産品、名産品がわかるように絵が描かれているんですよ。
展示の中には、「兎道製茶之図」がありました。これ、宇治なんですよと、説明されビックリ!宇治は、その昔兎道(うじ)という漢字が使われていたんですねー。京都宇治にある茶師であった上林清泉の製茶絵巻。宇治では、上林というお茶屋さんは有名なんですよ。
その他にも、醸造の技術書なるものがありました。その昔、蔵ごとに酒造りの技術は絵で伝えていた資料は多いそうなのですが、文字で残っているというのは珍しいそうです。しかし、今では信じられないのですが、大阪のこんなところでお酒が作られていたの?と、驚いてしまいました。大阪は、その昔水の都と言われたぐらいだから水がきれいだったのかなぁー。
写真の展示は、クジラ漁のようすが描かれたものです。よく見ると、とても小さな木の船で人々がクジラ漁をしています。えーーーっ!本当に、こんな小さな船で?と、驚きました。それにしても、クジラは随分昔から食べられていたのですね。
展示の写真は、展示担当者、博物館の許可をいただき撮影させていただきました。他にも、珍しい書物などがたくさん展示されています。ご興味のある方は、ぜひご覧になってみてくださいね。この展示は、10月21日(火)〜11月13日(木)までです。
2008年10月27日
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全くの素人でもおもしろいと思える展示ばかりで楽しませてもらいました。
個人的にくじらの巻物がよかったです。
本当に、楽しめる展示内容でしたよね。私も、くじらの巻物には興味津津でした。
また、新しい展示などを紹介できるように博物館の方にお聞きしておきます。