2022年03月04日

D都市農業魅力発信レポート:ぶどう狩り体験(世田谷区 用賀)

令和四年二月 NPO法人農業情報総合研究所


「飯田ブドウ園」との出会い

 NPO農業情報総合研究所は、農業・食に関する勉強会を開催しています。平成二十六年、都内の農地は減少の一途をたどっているのを知り都内に残る農地、空き地活用について調べていました。渋谷区、世田谷区に面白い事例があるというので参加メンバーと見学に行ってみることにしました。渋谷区は区の所有地を区民菜園として活用。世田谷区は宅地が農地になったという事例を見ることができました。詳細は、また別の機会にご紹介させていただきます。

 世田谷区の見学は、JA世田谷目黒の職員さんに案内していただきました。見学した場所の近くに、ぶどう園があるというので連れていってもらいました。農園は「飯田ブドウ園」。園主は飯田勝弘さん。JA世田谷目黒の会長です。 
ちょうど、スタッフの皆さんとジベレリン処理の作業を行っているところでした。ご挨拶の後、園内の様子を見ながら作業についてお話しを伺うことができました。ぶどう栽培では一般に行われている作業のひとつ。ジベレリン処理ご存じですか?種無し化と粒の肥大化を行うための作業。花の満開前と満開後の二回行われるそうです。調べてみると、ぶどうの種類によっても使用時期が異なるそうです。一つ一つ手作業で小さな房をジベレリン溶液に浸していきます。ぶどうは手を伸ばす位置にあるので腕を上げたままでの作業です。想像しただけで大変な作業だとわかりました。

ぶどう狩りの概要

 東急田園都市線「用賀駅」から徒歩五分。入園料無料。朝五時から整理券の配布。九時開園。整理券を持った人から入園。いったん入場制限あり。入口でカゴとハサミを受け取ったら、自由に園内のぶどうを収穫できます。ひと家族カゴひとつ。品種は高妻、安芸クィーンの二種類。一kg二千円(税込み)の量り売り。収穫後に、受け付けで現金精算となっています。


ぶどう狩りに参加してみて

 令和二年、「飯田ブドウ園」のぶどう狩りに行きました。「飯田ブドウ園」は、現在の園主が、三十年前からぶどう栽培をはじめたそうです。平成十九年に、ワイン専用品種メルローを栽培。ワイン造りも行っています。(山梨県塩山にあるワイナリーが製造)。平成二十七年、プライベートブランド「Act one etagaya Merlot 2014」(赤ワイン)を販売。令和三年に販売された「Act one Setagaya Merlot 2020」は、すでに完売しています。

 毎年、ぶどう狩りは大人気で午前中には終了してしまいます。どのぐらい人気があるかというと、開園までブドウ園を囲むように行列ができるほどです。日陰がないので、帽子、日傘、ハンカチ、水など、熱中症対策をして並んで待ちましょう。園内は大勢の家族連れでいっぱいです。子どもたちは、踏み台に乗り、手を伸ばし、大きなぶどうをハサミで切っています。その様子を、お父さん、お母さんがスマートフォンで記念撮影。大きなぶどうを手にした子どもたちは、みんな笑顔で楽しそうです。子どもたちだけでなく、大人も傘掛、袋掛されているブドウを下からのぞきこみ選んでいます。

 私もこの日、高妻、安芸クィーンの二種類を収穫することができました。受付にいた園主の飯田さんに声をかけると「わざわざありがとう!」と嬉しそうな笑顔がかえってきました。自分のことを覚えてくれていたと思うと嬉しいですね。農家さんと、何気ない会話での交流。そんな楽しみも体験とセットになっているような気がしました。ぶどうは、家に戻ってから食べてみたのですが、安
芸クィーンは甘みがあり、高妻はコクのある美味しさ。とてもジューシーでした。

現在、世田谷区、目黒区では十八名の方がぶどう作りに頑張っておられます。ぶどう園の情報は、世田谷ぶどう研究会のホームページで確認することができます。令和二年は、「飯田ブドウ園」の他、目黒の「根岸ぶどう園」、「小杉ぶどう園」でも、ぶどう狩りを楽しむことができました。

農園情報
飯田果樹園 世田谷区用賀 ぶどう狩り八月下旬頃
開園時間 九時〜十六時(なくなり次第終了)
開園情報 飯田果樹園ホームページ
https://iika-gen.wixsite.com/iidavineyard
世田谷ぶどう研究会ホームページ
http://www.budou.jp/index.html

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posted by 農業研 at 22:48| 都市農業魅力発信レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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