地域の農業、食を応援! 作る人、届ける人、いただく人を情報でつなぐ活動
活動紹介
NPO法人農業情報総合研究所は、作る人(生産者)、届ける人(販売者)、いただく人(消費者)をつないで、地域の農業、食を応援する活動を行っています。具体的には、地域の担い手、新たな取り組みを紹介するYouTube配信「農ラジ!」、食農ビジネス起業家とビジネスパーソンをつなぐセミナーの開催、小学生親子に世田谷農業を伝え消費者と生産者をつなぐ食育講座などを開催しています。
活動をはじめたきっかけ
ある日、テレビや新聞で繰り返し報道される食の問題に引き寄せられました。例えば牛海綿状脳症(BSE)、鳥インフルエンザ、産地偽装。同じニュースを目にするたびに食への関心が強くなりました。そんな時、農学部に通う学生たちと出会い話を聞きました。知りたい情報は農学部の学生たちが学んでいました。それを知り、私も、消費者目線で農業、食の情報を学び、社会に発信して行きたい。これが、活動の原点となりました。
世田谷との関り
平成十六年から十年間、世田谷のコミュニティラジオ局で農業番組を担当。当時は、地域の農業情報を集めるのが大変でした。そんな中、世田谷区都市農業課からの紹介で世田谷農業を取材することができました。例えば、農家インタビュー、体験農園、農業公園、地場野菜、直売所、収穫体験などです。取材を通して二十三区内の農地が減少の一途をたどっていることを知りました。
都市農業の魅力、農活の楽しさを伝えたい
平成二十六年、「農ラジ!」配信がスタート。これまで取材でお世話になった皆さんのご協力で、世田谷農業に関わる機会をいただいています。新たにオープンした体験農園、農業公園で行われた収穫体験の様子を取材しました。参加した人たちに話を聞くと、農業体験、野菜作りに興味があると答えた人が多くいたことがわかりました。そこで、これまでの活動を通して感じた都市農業の魅力を伝えたい。そんな思いをレポーにまとめました。都内での農活(農業活動)スタートの、きっかけになれば嬉しいです。
植村春香(うえむら はるか)
NPO法人農業情報総合研究所 理事長
東京農業大学「食と農」の博物館運営委員
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