2007年10月27日

お米に含まれるアミロース/農大短大インターンシップ

農大短大インターンシップレポート14(研究所)

東京農業大学 短期大学部栄養学科 食品学研究室 教授 安原 義さんから、平成18年度「特色ある大学教育支援プログラム」(「特色GP」)に採択された、学生主導型インターンシップの取り組みをご紹介していただきました。

今回、短期大学部 生物生産技術学科、環境緑地学科、醸造学科、栄養学科の各先生にご協力をいただき、インターンシップ体験談を大学生のみんなにラジオでレポートしてもらうことになりました。

<特別企画>東京農業大学 短期大学部 特色GP 
東京農業大学 短期大学部特色GPインターンシップレポート
インターンシップレポート

第14回目は、東京農業大学 短期大学部 生物生産技術学科2年生、荒木さんのインターンシップレポートをお届けしました。

絵の勉強がしたいと、北海道から東京にやってきた荒木さん。東京で生活をはじめてから不規則な生活が続き、自分が何を食べているのかがわからなくなりました。その経験から、食を作ることへと興味がわき、東京農業大学 短期大学部 生物生産技術学科へ進学を決意。

もともと、北海道出身なので農業はとても身近であり、絵の勉強からの方向転換へのギャップはなかったという荒木さん。北海道の地元は、カニ、ホタテなど海産物が有名。旅行に行ったら、カニ飯がおすすめだそうです。(おいしそう〜ですね♪)

現在は、遺伝育種学研究室に所属。遺伝育種学???いったい、どんな勉強なのか教えてもらいました。育種と言うのは、人間にとって有用な特長を備えた食物を作ること。細胞、組織培養技術や、分子生物学的な手法を使って、植物を人間が扱いやすいように改良していくのが育種になります。この技術を使えば乾燥に強く、また寒さにも強い植物など、世界の食料問題、環境問題に役に立つと考えられる学問だそうです。

そして、生物生産技術学科はどんな勉強をしているのかも教えてもらいました。農業に関わる、畜産、園芸学、遺伝育種、作物など人間がやっている農業に関して学ぶ学課です。

さて、今年の3月に茨城県 つくばつくば市にある、独立行政法人農業食品産業技術総合研究機構 作物研究所にインターンシップでお世話になりました。

こちらの研究所では、稲、大豆、さつまいも、ごまなどの作物に関する研究を行っているところで、主に品種改良、栽培技術や、品質に関する研究を行っています。

自分も大麦の研究をしているので、作物の育種に関わることを経験できるインター先を先生にお願いしたところ、こちらの研究所を紹介してくださったそうです。

こちらの研究所では、稲マーカー育種研究チーム、めん用小麦研究チームで実験に使われる資料の調整、研究施設、研究展示などの見学させていただきました。

クイズは、お米に含まれるアミロースに関する問題でした。

アミロースの含有率が高いと、固くねばりが少なくボロボロとしたお米で、含有率が低くなると、ねばり、やわらかさがあり、光沢がでる日本人好みのお米なんだそうですよ。

稲マーカー育種研究チームでは、収穫した稲を脱穀、もみがらをはずし交配した系統ごとに精米、重量測って、粉砕、アミロース測定。といった一連の流れを担当させていただきました。

また、めん用小麦研究チームでは、収穫した小麦を製粉にかけて、粘度、水分含量の調査。この研究は、同種類の小麦品種ごとに窒素肥料を与えると、めんにしたときの固さの違いを調べる研究が行われています。

研究所では、手に触るものがすべて実験に使われるので、同じ作業の繰り返しになるのですが、間違いがあってはいけないというのが大変だったようです。研究所の方々には大変よくしていただき、お話も聞かせてくださったそうです。研究は思っているほど華やかな職業ではなく、論文、データ処理、実験と、ひとつのことに対して執着をもてないと難しいなと思ったそうです。

現場の方に、直接お話がきけたことはとても貴重な経験となりました。研究所では、興味のあることが続けれらるし、問題点があることに、意見、提案、解決案がだせることが大切だということも知りました。

農業は特に季節に関係しているので、植物の管理法、社会での役割などをイメージして体験にいくと、自分が何をやっているかがよくわかると思うし、新しい考えが生まれてくると思う。と、後輩へメッセージをいただきました。

この内容は、10月13日(土)エフエム世田谷で放送されました。
posted by 農業情報総合研究所 at 14:35| Comment(0) | TrackBack(2) | 世田谷・お米WS/食農教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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