2012年08月15日

「都市農地を守ろう!」アグリフェスタ2012レポート2

2012.7.22 杉並区立柏の宮公園で、JA東京中央・杉並区・世田谷区協働事業
杉並・世田谷区制80周年「都市農地を守ろう!」アグリフェスタ2012
〜新東京提案 都市の農地が都市を守る〜が開催されました。

「都市農地を守ろう!」アグリフェスタ2012
このイベントは、JA東京中央と杉並区及び世田谷区の3者は、貴重な都市農地を保全するため、連携して都市農業の振興と農地保全に対する両区民の理解を深めることなどを目的に協働事業になっています。

「地産地消クイズ」
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メインステージでは、「地産地消クイズ」が行われました。私も進行役のお手伝いをさせて頂きました。クイズに正解した方には野菜がプレゼントされました。小さな子どもたちから大人の方まで、たくさん手をあげて頂き会場も多いに盛り上がりました。

JA東京中央の方からクイズを解説がありました。会場からは、へぇ〜と驚きの声があがりました。例えば、杉並区の果樹についてのクイズ。地元の方でも難しいクイズだったようです。

伝統野菜 馬込半白節成胡瓜
さて、みなさんこの写真の野菜はなんだかわかりますか?下半分が白いきゅうりで、大田区馬込一帯で生まれた品種。多摩地区では昭和30年代くらいまで多く栽培されていた馬込半白節成胡瓜です。皮はかためですが、ぬか漬けにぴったりのきゅうりです。 写真、左が一般に市販されているきゅうり、白い2本が馬込半白節成胡瓜。そして右側はなんだかわかりますか?

伝統野菜 種の保存
馬込半白節成胡瓜の種を採るためのもの。こんなに大きくするんですね。後で、JA東京中央の方にお話を聞くと、ここまで大きくするからまわりは全部枯れてしまうのだそうです。そして、このあと腐らせて種を採るらしいのですが、「これがまた臭いんだよー。」と聞き、種を採るのは大変なんだと初めて知りました。本当に貴重なお話ありがとうございました。その他、ステージではちょこっと園芸、かぼちゃの重さあてクイズなど。多くの方がそれぞれ楽しんでいたようです。

東京10区の農地保全
現在、東京23区の中で農地が残っているのは10区。農地がない区の教育関係者の方から、「東京の野菜を使い学校給食に使いたいが農地がない。出前授業も生産者の方がいないので頼めない。誰か知りませんか?」と相談されたことがあります。最近は、身近に食べ物の生産現場や、農業体験は教育として取り入れたいと考えている教育関係者の方は多いようです。

農業に興味がある人にとっては、自分が住んでいる地域に農地があり農業体験、地元の野菜が食べられるのは本当に恵まれた環境だと思います。しかし地域の中で農業に興味がない人もいます。住民の方からクレームがあるのも実情なのです。生産者の方にお話を聞くたびに、都会で農業を継続していく難しさを感じさせられます。

東京10区の住民の声
都市で農業を行っている生産者の方は、後継者不足、相続税の問題で農地を維持できずに農地を手放してしまう結果、農地の減少に歯止めがかからないのが現状です。都市農業については政府でも検討が進んでいます。

農水省の都市農業の振興に関する検討会は、8/1日、土地利用や税制に関する制度の見直しを進める提言をまとめています。今後、都市農業をどのように守って行くのか、守りたいのか。そこに住む方々の声もとても大切なのです。農地のある地域の方は、ぜひ関心を持って頂けたらと思います。
posted by 農業情報総合研究所 at 10:22| Comment(0) | 世田谷・野菜WS/食農教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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