2009年12月15日

山形県 出羽桜酒造株式会社/蔵見学に行ってきました!

FM世田谷「農といえるニッポン!」では、醸造学科の学生さんの研究、蔵元さんのインタビュー、蔵元に就職した若者インタビュー、東京農業大学で開催されている日本酒講座など取り上げて来ました。

2009年4月4日、11日に放送された、FM世田谷「農といえるニッポン!」ゲストコーナーでは、山形県 出羽桜酒造株式会社 代表取締役社長 仲野 益美さんのインタビューをお届けしました。

社長のインタビューは、下記のサイトから音声配信、インタビュー内容を文章でご紹介しています。ぜひ、ご覧ください。

●<音声配信>
08年IWCチャンピオン・サケを受賞!出羽桜の海外戦略 社長インタビュー(2)[2009年8月30日]
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/126338157.html

●<音声配信>
海外でも大人気!出羽桜社長インタビュー(1)[2009年8月24日]
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/126338157.html

山形に行く機会があれば、出羽桜酒造株式会社に行ってみたいと思っていました。ちょうど、松島、石巻まで行く予定ができたので山形までまわってみようと言うことになり、さっそく出羽桜酒造株式会社 仲野社長、製造部長さんに蔵見学希望のご連絡を差し上げたところ快く引き受けてくださいました。

>仲野社長、製造部長さん、
会社がお休みだったにも関わらず本当にありがとうございました。

私もダンナも蔵見学は何度か経験があるのですが、実際にお酒造りをしているところを見るのは初めてでした。この日、製造部長さんが蔵の中を案内してくださいました。

091115-2.jpg手洗いをして、紙のようなキャップを頭にかぶり蔵見学がスタートしました。

すぐに目に飛び込んできたのは、山のようになっている蒸米。湯気が立ち上っています。マンガでは何度も見ていたけれど、目の前で見るとかなりの迫力。

こんなに大きなところに、上から下まで蒸米が入っているそうです。「食べてみますか?」と、蒸米を少し試食させていただきました。おぉ〜、お米が甘い!

091115-3.jpgすぐ隣では、洗米後にタンクに移す浸漬という作業のようでした。お酒造りの中ではとても重要な作業のひとつだそうです。

この作業はカッコイイ若手の社員さんが担当されていました。それにしても、こんな大きなタンクにお米を漬けているんですねー。作業中に、手をとめてお話聞かせてくださってありがとうございました!

たくさんの蒸米が、コンベアで運ばれていきます。

091115-4.jpgおおっー。これも、マンガにありました。それにしても、マンガに書かれている作業工程が実に忠実に描かれているということもよくわかりました。

続いて麹室を見学。蔵人さんたちが作業しているので、中に入ることはできませんが小さな窓ごしから作業を見ることができました。


ちょうどタイミングよく、麹室いっぱいに広がった蒸米に種麹をパラパラとふりかけている作業を見ることができました。驚いたのは、種麹が黄色い色をしていたことです。無色透明だと思いこんでいたので思わず「黄色い!」と声をあげてしまいました。

製造部長さんによると、黒麹菌というのもあり泡盛(あわもり)などに用いられ、日本酒は黄麹菌(きこうじ)が使われているとのことです。


091115-6.jpg製造部長さんに、「みなさん裸では作業しないのですか?」とお聞きしたら、「今は衛生上の問題もあるので裸になることはないです。」とのことでした。なるほど。

もうひとつ別の麹室があり、こちらに私たちも入ることができました。すでに、甘〜いお酒に近い香りが漂っています。部屋の中は30度という高温。この部屋で、さきほどの麹菌をふりかけたお米を乾かします。そうすることで香りがよくなるそうです。

写真は、ひもをひっぱると下の板がスライドして風が入るような仕組みになっていました。おもしろ〜い。091115-8.jpg091115-11.jpg次は酒母を作る部屋へ。酒母は一定品質が得られやすいため速醸系だそうです。しかも、この部屋にいる微生物たちが混じり独特の味になるそうです。微生物たちってすごいなー。

それぞれのタンクを見せていただくことで発酵の工程がよくわかりました。本当に、ぷくぷくと発酵しています。製造部長さんが、「少し飲んでみてください。」と試飲させてくださいました。「うぇーっ、酸っぱい!」

でも、この乳酸菌が雑菌をやっつけてくれるのだそうです。かもされてますねー。大学生たちから蔵でのインターンシップ体験を聞いていましたが、これがそうだったのかというのがいくつもあり大学生たちの話が頭の中でつながりました。あー、面白い。

まだ、実際に絞るまではできていないので車ですぐのところにある精米工場も見せていただきました。

091115-14.jpg背の高い機械が3基。見上げるほどの高さです。お話によると、このような機械を持っている蔵元さんは少ないそうです。

いつも名前はよく聞く酒造好適米 山田錦。これが袋に入っているのを初めて見ました。こんな袋に入っているのかぁ〜。ところで山田錦は兵庫県のどのあたりで栽培されているのか気になっていたので表示を見てみました。えーーーっ!(関西人的反応)この地域で栽培されていたのか。たぶん、関西の多くの人は知らないんじゃないかな?新しい発見でした。

091115-15.jpg山田錦は酒米のなかでも難しい品種で背丈は他の稲と比べて格段に高く、湾曲して倒れやすいと聞いていましたがその通りでした。精米所に来なければわからないことがたくさんあったのでとっても勉強になりました。

このあと、仲野社長と合流して出羽桜美術館を案内していただきました。帰りは、たくさんのお土産をいただき、地元のおいしいおソバ屋さんまで送っていただきました。仲野社長、製造部長さん、本当にお世話になりありがとうございました。
posted by 農業情報総合研究所 at 00:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒・甘酒・日本酒講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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