2009年08月08日

経済記者からお魚記者へ 高成田 享さんインタビュー

090424-1.jpg時事通信出版から、「こちら石巻 さかな記者奮闘記」アメリカ総局長の定年チェンジ 高成田 享 (著)が出版されました。

個人的に魚が好きなので、単純に魚のことをもっと知りたいと思っていました。また、環境問題を通して漁業問題についても興味味を持っていたので、どなたかにこの2つについてお話を聞かせていただくチャンスがあればいいのになと思っていました。そんなとき、高成田さんの本のことを知りご本人にもお会いできたこともあり、直接お話を聞かせていただくようお願いしてみることにしました。

2009年7月18日(土)放送
FM世田谷「農といえるニッポン!」ゲストコーナー
ゲスト:朝日新聞石巻支局長 高成田 享さん
テーマ:定年後のチャレンジ!経済記者からお魚記者へ「こちら石巻 さかな記者奮闘記」

まずは、高成田さんの経歴をご紹介させていただきました。71年朝日新聞社に入社。山形、静岡支局を経て経済部記者。アメリカ総局員(ワシントン)、経済部次長、論説委員などを経験。96年から97年にかけて、テレビ朝日「ニュースステーション」コメンテイターを兼務。

98年から2002年までアメリカ総局長(ワシントン)。帰国後は論説委員に戻られ、定年で「シニアスタッフ」となり08年1月から石巻支局長として石巻に赴任されました。

さて、2009年4月、時事通信出版局から「こちら石巻さかな記者奮闘記 アメリカ総局長の定年チェンジ」が出版されました。今までお仕事上、漁業とは何か接点があったのかお聞きしてみました。

2度目の支局が静岡支局で焼津を担当。4年間まぐろの記事を中心に書いていときに魚は面白いなー。いつか、魚記者になりたいと心の中で思っていました。ですから、記者としての夢が実現したということになりました。

2008年4月石巻に赴任。石巻に住んでみた感想を聞いてみました。東北の港町を希望。希望とおりの赴任先となりました。石巻は何よりも魚がおいしい!期待以上においしいです。また、町の方々もとても親切で、たくさんのお友達ができました。

本の中にも詳しく書かれていますが、実際に船に乗り込み漁も取材されているのですが体力的にも大変じゃないのでしょうか?

魚市場は、午前6時からセリがはじまります。夜が明ける前、漁船に乗せていただくわけですが、真夜中が多いですし、一泊2日というと前の夕方に乗り朝戻ってくる時もあれば2泊3日。魚市場のセリに戻ってくるのがあるのできついですね。漁業関係の方は本当に大変です。

実際に乗ったのはメロウドといういかなご漁、捕鯨船、近海捕鯨、定置網の船、さんま船、いろいろ乗りました。船酔いしたのはサンマ船。最初は緊張していたのか酔わなかったそうです。

捕鯨船などは、クジラを追いかけるので船も大きく揺れるということがあるのに酔わなかったので、酔わないと自信をもってたんですけど、サンマ船には酔いました。船長さんに言ったら、こんな湖みたいなのに何で酔うの?と笑われたそうです。

さて、高成田さんが取材した記事は朝日新聞社 宮城版「話のさかな」というタイトルで毎週1回、さかなごとにコラムを書いています。他にも、全国版にルポという形で記事にしたり、漁業問題全般に全国版の記事も書いていらっしゃるそうです。

仕事で石巻は初めてだったそうですが、石巻市場の須能社長さんに出会い、その紹介で仲卸さん、水産加工業者さん、市場の須能社長さんの紹介ならと、みなさん受け入れてくださったそうです。仲卸「まるか」の社長 佐々木さんが、周1回のペースでおいしい魚を食べる会を開催していて、その会にも参加させていただいています。魚人脈の宝の部分にうまく入り込めて、記者としても生活者としても幸運でしたと語る高成田さん。

石巻はいつ行ったらいいの?と、よく聞かれるそうですが石巻は魚の種類も豊富で200種類以上の魚が水揚げされます。季節のおいしいお魚があるのでいつ行ってもおいしい魚が食べられるそうです。そのほか、観光スポットについても紹介していただきました。

本の中では漁業問題にふれられていますたが、どんな問題があるのか教えてもらいました。

漁業そのものは、とれなくなっていたり後継者の問題がでてきています。豊かな資源を守っていかなければいけない。乱獲気味のところを資源を守っていく。漁業者同士の問題。資源、競争力を含めて日本にとってまだまだ漁業は発展していく産業だと思っています。このあたりは、さらに詳しく本に書かれていますので、興味のある方は読んでみてくださいね。

おさかな記者として、石巻で今後チャレンジしてみたいことについてもお聞きしてみました。

おさかな記者になってみたいとなってみたものの、やはり奥が深いです。今、ひとつずつ勉強しているわけですが漁業も大きな問題を抱えています。日本の国民が魚をを食べていない。食べなくなってきている。
消費者が魚を食べやすくなる。魚のまつわる情報を伝える側としては、色々なことを伝えていきたいと思っています。

世界を見ればヨーロッパ、アメリカでも魚ブーム。ヘルシーだということで肉から魚へ。魚は世界の最先端ファッションだと。今後は日本も魚文化を見直していくということができるんじゃないか。

生産者から消費者。とる方から食べるところまで大きな舞台の中でお互い考えていく。このような活動に参画して運動も広めていきたいと考えているそうです。
ぜひ、この情報発信のお仲間に入れていただけると嬉しいなと思います。当日は、取材のあと東京へ出張とお忙しいなか時間と作っていただきました。この場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

下記の記事もあわせてご覧ください。

宮城県 石巻焼きそば
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/124558914.html

宮城県 石巻取材レポート!(2)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/124195317.html

宮城県 石巻取材レポート!(1)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/123105969.html

出版パーティー「こちら石巻 さかな記者奮闘記」
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/118086370.html
posted by 農業情報総合研究所 at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 魚・漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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