2009年04月01日

2008年度 大学生の特別講義レポート(5)

東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科 熊井先生からお声がけをいただき、2008年度も、「都市農村経済コース特別講義」を担当させていただきました。受講してくれたのは、東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科3年生です。

講義が終わったあと、熊井先生が講義を受けた学生のレポートをとりまとめてくださいました。いただいたレポートを見てみると、みんなA4の用紙いっぱいに思い思いの感想を書いてくれていました。ぜひ、みなさんにも見ていただきたいと思ったのですが全部アップするのは難しいので、私の方で一部編集をさせていただきブログにアップすることにしました。(一部、文章のつなぎがおかしいところがあるかも知れませんがご了承ください。)

なお、このブログへアップするにあたっては、東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科の先生方の許可をいただいています。さて、私の特別講義を聞いて学生のみんなはどんな風に感じてくれたのでしょうか?みなさんも、ぜひご覧になってみてください。

26.東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科3年
 今回、私が講義を通じ、最も印象に残ったのは、世田谷区の農家が大蔵大根や下山千歳白菜といった世田谷に由来する野菜を再び生産しているという話題であった。
 近年、「食育」や「地産地消」が叫ばれていると共に、世田谷区内に目をむければ、「ファーマーズマーケットニ子玉川」が開店するなどし、先の地域独特の野菜が消費者にわたるルートが確実に増えていることから、地域独特の野菜がその地域で再び生産されるということは大変意義があると、私は思う。
 また、地域で生産された野菜や自分たちで仕込んだ味噌を学校給食に使うという話題も大変印象に残った。世田谷区では大蔵大根といった地域独特の野菜や農大の協力もと児童たちが仕込んだ味噌を給食に使っているという。
 最後に、今回の講義はいずれの事例においても、直接、現場に向かうなどをしており、また、それらの取り組みは、ラジオのみならず、新聞や雑誌、そしてインターネットに波及しており大変興味深い。
 とりわけ、インターネットというものは、ラジオといった従来のメディアと異なり、双方向性があり、今まで聴くだけであった者が、自分の意見を簡単にラジオ制作者や出演者、そして、農家などの当事者に伝えられるようになったことで、「都市」と「農村」のつながりがより一層深まるようになったと思った。
 
27.東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科3年
 今回の講義では、これまで取材してきた世田谷区の事例を具体的に紹介していただいた。とくに小学校の給食で地場野菜を取り入れていこうという取り組みの取材では、給食を残さなくなったり生産者や消費者(親子)の距離を縮めたりするなど、取り組が食育として評価できる反面、問題など点も浮き彫りにしているところが興味深い。両者の関係は有機農業運動の生産者と消費者の関係に重なって見えるように思う。
 人間関係の希薄が叫ばれて久しいが、地域の人々の人間関係をネットワークするということに挑戦することが、地域に根ざしたコミュニティラジオ局の魅力だと思う。
 食品の安全や食料の安全保障、環境問題における農業の役割などを考えたとき、生産者と消費者がともに歩み寄ることが重要となる。まず「食・農・環境」への意識を消費者に啓発し、生産者、消費者両方の情報を収集、それを発信、地域の人々と共有することでコミュニティにおける連帯感を生みだす、そのような役割がNPO法人農業情報総合研究所にあるのではないだろうか。

28.東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科3年
 今回の講義で印象に残ったのが、「オール世田谷おやじの会」である。名前のインパクトがすごい。5年ほど前から、各学校単位で子どもたちのお父さん同士が集まり立ち上がった団体。
 茨城にて、親子で農業体験をしているそうだ。親子の絆が深まり、幼いころから農業体験をし、食育に結びつき非常に素晴らしい取り組みだと感じた。
 今回初めて、農大の学生がラジオに出演し、活動している事を知った。世田谷区内の活動を取り上げ発信することにより、世田谷区や農業の活性化につながると思う。また、交流にもつながり、これからも継続して情報発信をして欲しいと感じた。

29.東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科3年 
 今回の講義ではいくつか事例を紹介していただいた。その中の、「世田谷区の伝統野菜に関する事例」では、世田谷区の伝統野菜である、大蔵大根、下山千歳白菜の復活について取り上げ、それらを栽培し何とか伝統野菜を守っていこうとする世田谷区の生産者の方に取材をしていた。また、生産者の方に実際にラジオに出演してもらうなど、積極的に生の声をリスナーに対して呼びかけているのが感じられた。
 私は、今回の講義を受講し、改めて、都市と農村の交流の必要性を実感した。都市に住む人と農村に住む人が、互いの役割を考え理解することが重要であると考える。

30.東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科3年
 住民だけでなく、学生も毎日通っている大学や学校がある地域との交流を深めていかなければならないと改めた今回の講義であった。しかし、都心に程近い世田谷区でも様々な活動を通じて人間関係を深めていると知り、世田谷区に対しての関心が深まった。今後ともそれらは食や農に関する活動は必ず食べる喜びを共にわかちあう仲間を増やす貴重な機会となって欲しいと思った。
 ラジオでの情報発信はリスナーとパーソナリティーが接近し、発信する側とされる側でのキャッチボールが成り立っているので現代日本においては不可欠だろう。
 大きなテレビ放送局にはない、視聴者に寄り添った番組作りをしている。学生視点で自分の勉強していることについて語らせるというユニークな番組みプログラムは是非他局でも推進するべきだと思った。
 隣人のことについてもよく知らない人ばかりの世の中で、人と話し、人を知り、自分もまた知ってもらうことは非常に重要であることを認識した講義であった。

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2008年度 大学生の特別講義レポート(5)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/115920053.html
2008年度 大学生の特別講義レポート(4)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/115710190.html
2008年度 大学生の特別講義レポート(3)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/115299400.html
2008年度 大学生の特別講義レポート(2)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/115028848.html
2008年度 大学生の特別講義レポート(1)
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/114767490.html
posted by 農業情報総合研究所 at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 理事長:大学での特別講義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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