2009年12月09日

東京農大 第4回「食・農・環境」教育フォーラムに参加してきました。

091202-1.jpg東京農業大学 世田谷キャンパス百周年記念講堂において、第4回「食・農・環境」教育フォーラムが開催されました。

私は、第1回目からこのフォーラムに参加しています。第2回目からは、FM世田谷「農といえるニッポン!」の取材として参加させていただき、毎回フォーラムで事例報告を行った方々にインタビューしています。

今年のテーマは、中山間地域の活性化に向けた取り組みと食・農・環境教育の役割。事例報告を行ったのは下記の4名の方々。

シンポジウム:司会:高柳 長直・金田 憲和(東京農業大学)

・第1報告 長野県飯田市産業経済部農業課 清水 美沙子
「グリーンツーリズムを中心とした地域活性化の取り組み」

・第2報告 山形県最上郡金山町杉沢地区 栗田 和則
「都市との交流活動による山里のむらおこし」

・第3報告 静岡県総合教育センター授業づくり支援課 西尾 眞一
「高校教育による山村活性化の担い手づくり」

・第4報告 東京農業大学国際食料情報学部 立岩 壽一
「山村再生プロジェクトによる担い手教育の可能性」

091202-2.jpg長野県 飯田市 清水さんからは、「体験教育旅行・ワーキングホリデーいいだ」についての報告が行われた。

飯田市商業観光課が中心となって、平成7年から体験教育旅行誘致活動をスタート。事業を飯田のみならず、南信州全域に体験観光による地域振興を図ることに目的に南信州観光公社を設立。さらに、「観光」ではない「ワーキングホリデーいいだ」では、農家と作業をお手伝いに来る都市の方々との交流事業も展開しているとのこと。

飯田市は観光資源が何もない。その飯田市を訪れてもらうためにはどうしたらいいのか?地域のみなさんが知恵を出し合い、「体験教育旅行」という事業の継続性を持たせた新しい取り組みには正直驚いた。

グリーンツーリズムを発展させた「ワーキングホリデーいいだ」では、金銭が発生しない取り組みだという。しかし、このように互いに金銭が発生しない場合に起こりうるさまざまなトラブルにどう対応しているのかという疑問がわく。しかし、徹底した情報公開という形で解決可能だというのだ。

山形県 最上郡栗田さんの事例報告、「暮らしの考房」についてはホームページを作らず、インターネットなどで情報発信を行っていないにも関わらず多くの人が訪れているという。

地域ぐるみで取り組んできたグリーンツーリズム、ホテルと提携する地域づくりは、2000年から何度も新聞やTVで取り上げられており、「親林倶楽部森の案内人」という活動は、2004年全国林業グループ
コンクールで農林水産大臣賞を受賞。2007年には、「オーライ!ニッポン大賞」審査委員会長賞を受賞。

上記の素晴らしい2つの事例を聞き、個人的にグリーンツーリズムに対してほとんど情報を持っていなかったのだと少し恥ずかしくなった。

静岡県総合教育センター西尾さんは、静岡県内での高校生の活躍を紹介。フォレストハイスクール宣言、静岡のワサビを守る活動、自分たちの手で栽培した特別栽培農産物キャベツを富士宮ヤキソバに使用する地域振興の3つの事例報告が行われた。

地球温暖化によって、ワサビの夏季栽培が年々難しくなっており、光触媒を活用してみたらどうかという高校生たちのアイデア研究が、今では地域の農家さんたちが活用しているという。私たちも、そのワサビを知らない間に食べているのかも知れないのだ。高校生たちの活躍に拍手!ラジオでも、このような高校生の活躍を取り上げてみたいと思う。

最後は、FM世田谷「農といえるニッポン!」でも大学生のみんなが活動レポートしてくれている、東京農業大学国際食料情報学部「山村再生プロジェクトによる担い手教育の可能性」について、立岩先生からの事例報告が行われた。

立岩先生からは、地域活性化とは何だろう?地域再生・活性化の必要性、求められるもの、基本的視点などについてのお話を聞き。私自身も改めて考えさせられるものだったと思う。

事例報告後は、質疑及び全体討論が行われました。フォーラム終了後、懇親会場で事例発表を行った4名の方々、シンポジウムで司会を担当された、東京農業大学 高柳先生、金田先生にインタビューのご協力いただいた。

このインタビューの内容は、来年1月頃、FM世田谷「農といえるニッポン!」ゲストコーナーで放送される予定です。お楽しみ!
posted by 農業情報総合研究所 at 21:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 地方創生・地域連携 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする