2009年06月13日

岩手県 くがねの牧が取り組む山地酪農法

平成21年1月8日(金)〜平成21年3月22日まで、東京農業大学「食と農の博物館」で、新春干支企画「牛と親しむ」食と生活展示が行われていました。http://www.nodai.ac.jp/syokutonou/index.html

展示のレポートはコチラ↓
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/112440652.html

この展示に関わられた、博物館の担当者の方から 岩手県 田野畑山地酪農牛乳 くがねの牧のパンフレットをいただきました。こんな酪農の方法もあるんですよ。生産者の方にお話しを聞いみてはいかがですか?
と、ご紹介をしていただいたのがきっかけで電話インタビューが実現しました。
http://www.agranger.jp/radioguest1.html

お話を聞かせていただたいのは、岩手県 田野畑山地酪農牛乳 くがねの牧 熊谷 宗矩さんです。
http://yamachi.jp/

岩手県は四国と同じぐらいの面積で、田野畑村は沿岸北部に位置しています。岩手県は北海道の次に広い面積だって知ってました?この地域では、夏場が涼しく稲作には不向きですが、草だと寒さに強いので酪農が盛んな地域で内陸は和牛などの飼育が多いそうです。

熊谷さんのお父さんが酪農を始められた時代は、ある程度の頭数の牛を飼い入量を確保しないと経営が成り立たず、餌や飼料も海外に依存している。このような方法で、将来的に酪農を続けていけるのか不安を感じていたそうです。

そんなとき、お父さんは山地酪農(やまちらくのう)を提唱されていた楢原博士の講演を聞きます。時代の流れとは全く違う酪農法ですが、まわりの方々とのつながりのなか山地酪農(やまちらくのう)に取り組むことになったそうです。それは、息子さんである熊谷 宗矩さんが生まれた年でもありました。

さて、山地酪農(やまちらくのう)についてお聞きしてみました。この方法は日本の山林地域で畑・水田に適していない場所で牛や家畜を生産する方法です。特徴的なとことは、自然な飼い方。海外からの飼料、放牧地に関しては農薬も肥料も使用しません。牛の排泄物も肥料に循環させます。外国産の飼料高騰が問題になっていますが、くがねの牧ではほとんど影響がないそうです。

山地酪農(やまちらくのう)を始められ36年。今では息子さんとともに頑張っていらっしゃいます。日本の平均で、一頭の牛の1年間の乳量は平均8000〜9000キロ。くがねの牧では、3000〜4000キロと半分以下だそうです。

その牛乳の味はどうなのでしょうか?春から秋は芝、秋は牛たちが落葉も食べます。1年を通して食べ物が変わるため微妙に牛乳の味も変わるそうです。また、晴れている日、雨の日によっても味が違うようです。これは、人間のお母さんのお乳と一緒なんですねー。

この内容は、6月13日(土)に、FM世田谷「農といえるニッポン!」で放送されました。来週、もう一度お話を聞かせていただく予定です。お楽しみに♪
posted by 農業情報総合研究所 at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 畜産/酪農・鶏・養豚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする